表情じわの正体|なぜ「折り目」がついてしまうのか
お肌を「紙」に例えて考えてみましょう
表情じわができる仕組みは、よく「紙の折り目」に例えられます。新しくてピンとした画用紙(若い頃の肌)は、一度折ってもすぐに開けば跡は残りません。しかし、同じ場所を何度も何度も折っているうちに、紙にはしっかりとした折り目がついてしまいます。 お肌も同じです。笑ったり怒ったりして顔の筋肉が動くたびに、皮膚は折りたたまれます。若いうちはお肌に弾力があるため、筋肉が緩めばすぐに元の滑らかな状態に戻ります。しかし、年齢とともに「お肌を元の場所に戻す力」が弱くなってくると、その折りたたまれた跡がそのまま残ってしまうのです。「動くしわ」が「消えないしわ」に変わるサイン
表情じわには、大きく分けて2つの段階があります。 動いている時だけのしわ 笑った時や驚いた時だけ現れ、真顔になると消えるもの。 定着してしまったしわ:表情を作っていない時でも、うっすらと(あるいは深く)線が残っているもの。 「真顔になっても線が残っている」と感じたら、それはお肌の深い部分でダメージが蓄積し、折り目が固定され始めているサインです。現代の敵は「スマホ」と「パソコン」
最近では、若い世代でも眉間のしわに悩む方が増えています。その大きな原因の一つが、デジタルデバイスの長時間使用です。小さな画面をじっと見つめる時、私たちは無意識のうちに眉間に力を入れたり、目を細めたりしています。この「無意識の筋トレ」が毎日何時間も続くことで、知らず知らずのうちに深い表情じわを自ら作ってしまっているのです。お家でできる「しわを深くしない」ための基本ケア
美容医療を考える前に、まずは毎日の生活の中で「これ以上しわを深くしない」ための土台作りが欠かせません。結局、一番大切なのは「保湿」です
乾燥したお肌は、硬くなった紙と同じで、折った時にパキッと跡がつきやすくなります。逆に水分がたっぷり満ちたお肌は、柔軟性があるため折り目がつきにくく、ついても戻りやすいのが特徴です。 洗顔後すぐの保湿 お肌が水分を吸い込みやすいタイミングを逃さないことが大切です。 「蓋」をする意識 化粧水で水分を与えたら、必ず乳液やクリームの油分で蓋をして、蒸発を防ぎましょう。紫外線は「しわの製造マシン」
紫外線は、お肌の弾力を支えている大切な成分を壊してしまいます。日焼けをして黒くなるだけでなく、お肌のハリそのものを奪ってしまうのが紫外線の恐ろしさです。「今日は曇りだから」「ちょっと外出するだけだから」という油断が、数年後の深いしわに直結します。365日、日焼け止めを塗る習慣こそが、最強のしわ対策です。成分選びのポイント
最近は「しわ改善」と書かれた化粧品も多く、どれを選べばいいか迷ってしまいます。代表的な成分の特徴をまとめました。| 成分名 | 主な特徴 |
| レチノール | お肌の生まれ変わりを助け、ハリを出すパワーがありますが、人によっては赤みが出やすい成分です。 |
| ナイアシンアミド | 比較的お肌に優しく、しわ改善とお肌を明るくするケアを同時に叶えてくれます。 |
| ビタミンC | お肌のハリの元となる成分を作るのを手助けしてくれます。 |
